ポール・ポワレ（Paul Poiret）
[メゾンポワレの創設者」 デザイナーが香水を手がけた第一人者
１８７９・０４・２０〜１９４４・０４・３０
ポワレは生まれは貧しかったが、彼の将来のために
両親は傘を作ることを教えた。ものづくりから興味を服にもち
色々なメゾンで活躍したが、彼の作る独創的な世界観は
他のデザイナーからも『学芸会』のようと非難されるも
他のデザイナーにできなかったコルセットの解放は彼が行ったことの一つ。
もちろん時代的にラインは大きく変わってきたが、そこにとどまることなく
フランスのファッション業界を間違いなく切り開いてきた一人。
ジェットコースターのような人生。
彼はデザイン力だけでなく経営力もあったようだ。
１９１３年にはポワレのアクセサリーの実現のために
自社をアメリカに売却しそれを元に大きく展開、室内装飾や家具
香水まで素早く着手。一大事業を手がけたが、第一次世界大戦をきっかけに
全てを失ってしまった。その後はシンプルなものが主流となり
シャネルは彼のことを時代遅れとコメントした。
でも間違いなく、やりたくても発想できなかった
たくさんのデザイナーにインスピレーションを残したと思う。