ベルナールビユッフェ(bernard/buffet)

独特の線が自己流の世界を生み出す。

1928・07・10〜1999・10・04
パリのモンマルトルを第二の故郷とする画家の一人。早くからその才能が開花して天才画家として有名。たくさんのモチーフを持ちその時々で大きく影響を受けた物をシリーズ物で展開。根本的には一人キャンパスに向かうことが多かったそう。10歳頃から絵を描き始め71歳で自ら命を絶つまで心の赴くままに描き続けました。
 

成功した画家と見られていたがビュッフェは孤独そのものだった。

家庭環境は複雑で父親とはソリが合わず拠り所であった母親も17歳の時に死去。20歳で一度は結婚するが1年足らずで離婚。早咲きだったビュッフェは財や名声はあっても強い孤独感の中に生きた。30歳でアナベルと再婚。境遇が似た二人は人生をよりそう。精神的な変化で作風が大きく変わったビュッフェはモノトーンで暗く引っかき傷のような印象の絵から時にはその時々のモチーフで大きなキャンパスにマンハッタンを書いたり、昆虫を書いたりサーカスシリーズやドンキホーテ、最後は死に直面したビュッフェの死をモチーフにしたシリーズ、日本に来た時には相撲を力強く描いたものもある。どれも見ればビュッフェだとわかる作風がかっこいい。

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