葛飾北斎(katusika/hokusai)

 日本の浮世絵を世界に発信した立役者

1760・10・31〜1849・05・10
 誰でも一度は見たことがあるのが「富嶽三十六景」全部で46枚の作品があり特に有名なのが「神奈川沖浪裏」(かながわおきなみうら)です。生涯88歳の幕を閉じるまでに3万点ほどの絵を残したとされています。とにかく絵に対しての情熱を感じる人物で19世紀のジャポニズムがヨーロッパで広がる。当時のヨーロッパの画家とは全然違う手法でコミカルに特に動きを感じるものがゴッホやセザンヌも魅了された。

200年前の絵描きなのにフィボナッチ数列(黄金比)を理解してた!

北斎はフィボナッチ数列や指数関数を自然に意識していたのではないか?と言われています。その美しさには波の繊細な形、美しい富士山全てに数学的な感覚を持っていたようです。絵に関しての愛は桁外れで当時では珍しく絵描きなのに体を徹底的に調べ研究したようです。だからあんなに自然につい笑ってしまうような動きや表情を表現できるんですね。
僕はミニマルな筆の線であれだけ伝わる作品は北斎ならではだと思っています。

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